朝食と睡眠の話

気温30度を超える真夏のような一日があったかと思えば、肌寒くこたつが恋しい日もあり、気持ちも体の調子もなかなか上がってこない日々が続いております。

先日、管理栄養士・糖尿病療養指導士などの資格を持つ先生から、睡眠の役割と朝食の重要性についてお話を聞く機会がありました。そこで学んだ事をかいつまんでご報告いたします。

まず、皆さんは昨夜よく眠れましたか?昨日はどのような朝食を食べましたか?思い出してみてください。
ふりかけご飯、菓子パンだけとかカップ麺で済ませている方はいませんか?
一切朝食を摂らない方も多いと聞きます。

睡眠は、心身の疲労回復はもちろん、日中の活動で生じた老廃物を排出したり、必要な栄養素を取り込み、不要な記憶を整理し重要な記憶を定着させます。(老廃物が排出できないと認知症になりやすいといわれているそうです)
また、起床し日光を浴びると13~15時間後に眠くなるそうです。
つまり・・・・・
起床時間遅くなると眠くなる時間が遅くなる
毎日10時間以上寝ると眠くなる時間がずれるなどの悪影響があります。
また、睡眠不足はホルモンのバランスが崩れ代謝が低下し食欲が増進し太りやすい体質になります。

眠れないという人は思い当たることがあるかもしれませんね
起床時間がばらついていませんか?
起きて日光を浴びていますか?

次に朝食ですが、たんぱく質の多い食品の摂取がカギとなります。朝食にたんぱく質の多い食品を摂取すれば、夜間、眠りのホルモンであるメラトニンの分泌を促進し質の良い睡眠を得ることが出来ます。

たんぱく質の多い食品では、手軽なバナナもおすすめですが、たらこ、納豆、牛乳、豆乳、チーズ、肉類などもたんぱく質が多く含まれています。

ふりかけご飯から、納豆ご飯や卵かけご飯に切り替える
クリームパンだけから、牛乳やゆで卵、ハムエッグなどを加える
カップ麺だけから卵を落としたりハムを加える
朝食に一品加えるだけで快適な睡眠を得られるようです。


朝食も睡眠も別々のものではなく、体の中では複雑に、密接にかかわりあっており、生きる力を生み出している根源のように感じたお話でした。